英語が話せない段階でも、日本語で対応する留学エージェントに相談できます。英会話に自信がつくまで相談を待つより、今の英語力で参加できるコースと、出発までに必要な準備を確認すると計画を立てやすくなります。
ただし、相談できることと、希望する学校に入れることは別です。「初心者でも留学できる」という説明だけで決めず、授業の開始レベルや現地で日本語を使って相談できる範囲まで確かめましょう。
この記事では、英語力に不安がある人に向けて、留学の目的による条件の違い、担当者への伝え方、出発前の準備を整理します。
英語が話せなくても留学エージェントに相談できる?
日本語での相談と英語力の確認は分けて考える
日本語対応の窓口では、留学の目的や不安を日本語で伝えられます。初回相談を英語の面接のように考える必要はありません。予約前に対応言語を確認し、「英語初心者向けの相談を希望」と添えておくと話が伝わりやすくなります。
英語の試験結果を持っていない場合は、そのまま伝えましょう。必要な試験やレベル確認の有無は、希望する学校・コースに合わせて確認します。相談時に得点が分からないことと、出願時に証明書が不要であることは同じではありません。
相談の目標は「今の自分に合う学び方」を見つけること
例えば、短い自己紹介も難しい人と、文章は読めるけれど会話が苦手な人では、準備する内容が変わります。「英語ができません」だけで終わらせず、どの場面で困るのかを伝えることが大切です。
予約から相談後までの手順を確認したい場合は、留学エージェントの無料相談の流れを参考にしてください。この記事では、英語力に関する相談内容に絞って説明します。
必要な英語力は留学の目的で変わる
まず、英語そのものを学びたいのか、英語を使って専門分野を学びたいのかを整理しましょう。同じ学校でも、選ぶコースによって受講条件が異なる場合があります。
| 希望する学び方 | 英語力について確認すること |
|---|---|
| 一般的な語学コース | 入門・初級クラスの有無と、希望時期にそのクラスへ入れるか |
| 進学準備・専門英語のコース | 受講開始に必要な英語力と、その確認方法 |
| 大学などで専門分野を学ぶ課程 | 出願先が指定する語学条件と、条件を満たす期限 |
語学留学には初心者を受け入れるコースがある
日本学生支援機構(JASSO)は、特別な目的のコースを除く語学留学では、入門者・初級者を受け入れることが多いと説明しています。一方で、授業を受けたり現地で生活したりするための基礎的な語学力も必要としています。JASSO「留学に必要な条件」
留学サービスの案内例として、スマ留の公式FAQにも、英語が苦手な人に向けた初級クラスの説明があります。ただし、個別の学校・コースや渡航時期の受け入れ条件は別途確認しましょう。スマ留「よくある質問」
進学や専門分野の学習では条件を個別に確認する
JASSOは、専門英語や進学準備コースには一定の語学力が求められる場合があると案内しています。「語学学校だから英語力の条件はない」と一括りにしないことが大切です。JASSO「英語留学」
担当者には、希望する学校の公式な募集要項やコース案内を示してもらいましょう。必要な試験、得点、提出期限を確認し、条件を満たしていない場合は、準備課程から始めるのか、出発時期を見直すのかを相談します。
今の英語力を担当者に伝えるための整理方法
自分の英語力を高く見せる必要はありません。逆に「何もできない」と決めつけず、できることと難しいことを分けてメモすると、コースを検討しやすくなります。
- 聞く:ゆっくりした短い質問なら分かるか、聞き直せば理解できるか
- 話す:自己紹介や注文を、自分の言葉で伝えられるか
- 読む:短い案内文を読めるか、辞書や翻訳が必要か
- 書く:簡単なメールを書けるか、例文があれば書けるか
受験済みの英語試験があれば、試験名と受験時期、結果も伝えます。これは相談用の整理であり、学校の正式な語学判定に代わるものではありません。
例えば、次のように伝えられます。
学校で英語を学びましたが、会話には自信がありません。短い文章は辞書を使えば読めますが、質問を聞いてすぐに答えることが苦手です。試験の得点はありません。まず日常会話を学びたいので、今の状態から参加できるコースと、出発までの学習内容を教えてください。
「海外大学への進学が目標」「旅行中のやり取りを自分でしたい」など、英語を使って何をしたいかも一緒に伝えましょう。目標がまだ曖昧なら、その段階から相談して構いません。
英語初心者がエージェントに確認したいこと
「初心者向け」の具体的な開始レベル
「初心者歓迎」という言葉だけでは、授業の難しさまでは分かりません。候補の学校名・コース名を聞いたうえで、次を確認しましょう。
- 基礎から学び直す人を対象にしたクラスはあるか
- 希望する入学日に、該当レベルのクラスが開講されるか
- クラス分けはいつ、どのような方法で行うか
- 授業が難しすぎる場合、誰に相談してクラスを見直せるか
「どの学校でも大丈夫」という説明より、候補校ごとの受講条件と対応方法が分かる回答を求めましょう。
日本語で助けを求められる場面と窓口
出発前に日本語で相談できても、授業中や滞在先で常に日本語が通じるとは限りません。学校、エージェント、滞在先それぞれについて、連絡手段・対応時間・対応言語を確認します。
例えば「学校からの連絡が理解できないときは誰に相談するか」「授業外の生活上の困り事も対象か」と、場面を挙げて聞くと対応範囲が明確になります。現地対応の種類は、留学エージェントの現地サポートの内容と選び方で詳しく整理しています。
出発前の学習支援と自分で準備する部分
学習支援を紹介されたら、教材を渡すだけなのか、会話練習や学習計画の相談まで含むのかを確認しましょう。利用条件、期間、追加料金の有無は、申し込むプランの最新案内で確かめます。
支援が多いことだけで選ばず、自分の苦手な部分に合っているかで判断することが大切です。英語以外の質問も整理したい場合は、無料相談で聞くことと事前準備も活用してください。
相談と並行して始めたい英語の準備
流暢に話せるようになるまで待つ必要はありませんが、相談を始めたら、日常で使う短い表現から練習しましょう。留学先やコースが決まる前でも、次の準備は取り組みやすい内容です。
- 自己紹介、希望、困っていることを短い文で伝える
- 聞き取れなかったときに、繰り返しやゆっくりした説明をお願いする
- 曜日、時刻、数字、場所など、生活の案内に出る表現を確認する
- 覚えた短文を声に出し、相手の返答を聞く練習もする
単語を眺めるだけでなく、自分が現地で使う場面を想像して練習するのがおすすめです。「授業の場所を尋ねる」「分からない箇所を先生に伝える」など、困ったときのやり取りも準備しましょう。
翻訳アプリは補助として使えますが、訳の意味が分からないまま大切な書類に同意しないようにします。不明な説明は、日本語対応の担当者などへ確認してください。
よくある疑問
英語の試験を受けてから相談した方がよい?
受験する試験が決まっていないなら、先に希望する留学の種類と出願条件を相談するとよいでしょう。不要な試験を受けるのを避けられます。学校への提出が必要な場合は、結果が出る時期も含めて準備します。
エージェントを使えば、英語のやり取りは全部任せられる?
どこまで任せられるかはサービスの範囲によります。入学手続きを支援してもらっても、授業への参加や日常の意思表示は自分で行う場面があります。「代行する手続き」「相談に応じる範囲」「自分で対応すること」を分けて確認しましょう。
短期間の留学でも話せるようになる?
出発時の英語力や学習内容、練習量によって変わるため、期間だけでは判断できません。「日常会話ができる」という曖昧な目標より、「短い自己紹介をする」「分からないことを質問する」など、確かめられる目標を担当者と考えましょう。
まとめ:英語力の不安は具体的に伝えて相談しよう
英語が話せない段階でも、日本語対応の留学エージェントに相談できます。最初に整理したいのは、今できること、苦手な場面、留学で身につけたいことです。
提案を受けたら、コースの開始レベル、入学条件、日本語で相談できる窓口を確認してください。相談と基礎学習を並行して進めると、自分に必要な準備が見えやすくなります。
学校やサービスの条件は変わる場合があります。この記事の公式情報は2026年9月10日に確認していますが、申し込み前には希望する学校・コースの最新条件を確認しましょう。


